「天威龍 ー サハスラーラ」を使った天威デッキの展開について

はじめに

今回はリンク・ヴレインズ・パック3に収録された幻竜族テーマ「天威」の新規モンスター、「天威龍ーサハスラーラ」をレビューしていきます。7つのチャクラが元ネタの天威にとうとう最後の第7チャクラモチーフのモンスターです。第8チャクラの存在を主張する説もあるようなので、もしかしたら......

 

天威龍ーサハスラー

リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/幻竜族/攻3000
【リンクマーカー:上/右上/下/右下】
竜族モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
相手はフィールドの効果モンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(2):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドに「天威龍トークン」(幻竜族・光・星4・攻?/守0)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力は、対象のモンスターの元々の攻撃力と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動できる

 

フリーチェーンで効果モンスター以外のモンスターを用意できるので、天威カードの発動条件を満たしやすいです。単体で見ても、自前で効果モンスター以外のモンスターを用意できるので、相手の効果にチェーンしてトークン生成、相手はトークン突破してからサハスラーラを超えなければならず、理論上は3枚使わせることができます。戦闘でも相手は最高打点でトークンと相討ちした上で3000を超えないといけないのでキツいと思います。トークンならマニラとナハタでも補助できます。ヴァレルソードにはナハタ当てても勝てない()

そんなサハスラーラをメインに据えて戦います。

 

 

ハスラーラの出し方は

   ハリファイバー+モンスターで天威の鬼神

   鬼神+幻竜族でサハスラー

を軸に、イヴボウテンコウを絡めていきます。素材が幻竜族指定ですが鬼神を経由すれば比較的簡単に用意できます。

 

目指す盤面は

・サハスラーラ+シュンゲイ九支墓地リフン

   2妨害でサハスラーラを守る

・サハスラーラ+サイバースクアンタム

   トークンいる限り相手は効果モンスターを選べない

・サハスラーラ+鬼神or拳僧墓地天威いっぱい

   非効果モンスターの維持=サハスラーラの耐性維持

でサハスラーラを維持します

 

 

ギミック例

・竜星

幻竜星ボウテンコウ、炎竜星シュンゲイ、地竜星ヘイカン、光竜星リフン、竜星の九支、竜星の輝跡、アークデクレアラー

初代幻竜族テーマ、言わずと知れた出張セット。リンクの途中にボウテンコウを経由して九支アーデクを構える。2妨害を踏み倒してサハスラーラを倒すのは難しいのでは?

モンスターをもう1体用意できればアーデクのかわりにレベル8.9の高レベルシンクロも可能。

リフンは九支での破壊に反応して蘇生したいので確実に落としたいので、ハリで連れてくるかボウテンコウかで確実に落とす。1積みの場合リフンだけは素引きしてもなんとかして手札から切れればオッケーだが、他の竜星を素引きしてしまうとアーデクまでいけず妨害が1枚減ってしまう。

 

・神子イヴ

聖杯の神子イヴ、星遺物に誘われし者、星遺物を継ぐ者、星遺物に眠る深層

これもリンクの途中に経由。

イヴをリンク素材にした後にチューナーを出す(=ボウテンコウを立てる)ためには結局継ぐ者を打つ羽目になることが多いので使わないかも。

星遺物に眠る深層は相手ターンシンクロでアーデクのかわりに89シンクロにいったりボウテンコウ蘇生したり面白いことできそう。

 

・サイキックリフレクター

リフレクター、バスタービースト、バスターモード、ワンフォーワン、緊急テレポート

1枚からハリファイバーになれて龍仙女の手札コストも確保できる。ガイザーやクアンタムにもなれる。優秀。素引きは141か龍仙女で処理してください(涙目

 

・ジェネクスウンディーネ

ウンディーネ、ジェネクスコントローラー、水晶機巧ローズニクス、幻獣機オライオン、リンクスパイダー

1枚でサハスラーラ+九支を構えられるが、ウンディーネ以外を1枚でも素引きするとギミック使えない。あとウンディーネをサーチできない。ジェネコンは4天威と合わせてガイザーになれる、オライオンとローズニクスはトークンでリンクマーカー稼げるなど、召喚権があまりやすい都合、素引きしても強くはないが仕事がなくはない。

 

・幻獣機アウローラドン

幻獣機オライオン、ブンボーグ001

そもそもサハスラーラを作れなくなるのでコンセプト的に微妙。盤面自体はアウローラサベージボウテン九支なので3妨害できる。ハリさえ通ればいいので作りやすいが、事故回避のために事故札増やすのは本末転倒ぽい。

 

デストルドー

デストルドーおろかな埋葬、竜の霊廟、竜の渓谷、終末の騎士、増援

ハリファイバー作りに行くかクアンタムガイザーを立てるかといった感じ。現状他に混ぜたいドラゴンもないのでおろまいだけ入れて引けたらラッキーでいいと思ってます。

召喚権使わずハリファイバーまでいければ、ハリでリクルしたリフンと終末でボウテンコウ、アシュナ落としてサハスラーラ九支墓地トルドーとかできるし1枚でガイザー作れる。終末が制限じゃなければメインギミックになれたかも

 

・サイバース・クアンタム・ドラゴン

ハスラーラの隣に置けるとかなり固い盤面になるのでは。壊獣とかやめてね。天威の動きの中で立てるのは結構難しく、安定して狙えるわけじゃないです。アストラムでもよいね。

出し方

リフレクター+バスタービースト(星6)

オライオン+バスタービースト(星5)

ボウテンコウ(星4)+幻獣機トーク

デストルドー(星3)+星4天威

 

タツノオトシオヤ

タツノオトシオヤ、邪竜星ガイザー、リンクリボー、ヴァレルソードドラゴン

言わずと知れた後攻ワンキル要員。後述しますが、天威デッキではガイザーからだけでなく、アドバンス召喚の素材を用意したり墓地に落として蘇生するなどアクセス手段が比較的豊富です。

 

 

展開例

・任意の天威+アーダラ+星4モンスター

天威efss拳僧ssアーダラefss拳僧アーダラでハリssefリフンss星4nsリフンと星4でボウテンコウssef九支サーチefアシュナ墓地ハリボウテンで鬼神ssボウテンefシュンゲイssアシュナef任意の天威ss鬼神と天威でサハスラーラss

盤面、サハスラーラシュンゲイ九支墓地リフン

3枚始動のわりに微妙いですが、天威カードや素引きした出張パーツのみで作れるので、ここを展開の最低ラインと考えていいと思います。一応アーダラ墓地効果でアシュナを手札に戻せます。サーチカード「虚ろなる龍輪」があるのでアーダラは実質6枚体制ではあります。チューナーへのアクセスが龍輪またはアーダラしかない場合はこのルートです。

 

・アシュナ+リフレクター

アシュナefssリフレクターnsefバスタービーストサーチefバスターモードサーチリフレクターefバスタービーストssレベルを5に、アシュナリフレクターでハリファイバーssefオライオンssオライオンとバスタービーストでクアンタムssオライオンefトークンssハリとトークンで鬼神ssアシュナef任意の天威ss鬼神と天威でサハスラーラss

盤面、サハスラーラクアンタム

バスタービーストのレベルを6にしておけばクアンタムのかわりにサベージ拳僧や龍鬼神などの8シンクロを立てられます。

ハリのリクルをリフン、アシュナのリクルを星4にしてボウテンコウを組めばサハスラーラ九支も構えられます。竜星を素引きした場合は打点つくれるのでサベージ行ってもいいと思います。

141緊テレ始動の場合、途中に星4モンスターを通常召喚すれば、アシュナで呼んだアーダラとでボウテンコウを組めるので九支も追加で構えられ、また星4天威を合わせて引いている場合でも拳僧を噛ませることで同様にサハスラーラ九支クアンタムが揃います。

 

・星4天威1枚+リフレクター

天威efssリフレクターnsef省略バスタービーストssリフレクターとビーストでハリファイバーssefリフンssリフンと星4天威でボウテンコウssef九支サーチefアシュナ墓地アシュナef任意の天威ssハリボウテンで鬼神ssボウテンコウefシュンゲイss鬼神と任意の天威でアシュナ

盤面、サハスラーラシュンゲイ九支墓地リフン

 

・アシュナ以外の天威2種+リフレクター

天威Aefss天威A1体で拳僧ss天威Befssリフレクターnsefバスタービーストサーチef落としてバスターモードサーチリフレクターefバスタービーストss星5に、拳僧とリフレクターでハリファイバーssefオライオンssオライオンとバスタービーストでクアンタムssオライオンefトークンssトークンとハリで鬼神ss鬼神と天威Bでサハスラーラss

盤面、サハスラーラクアンタム

やってることはアシュナ+リフレクターとほぼ同じ。星4天威でもアシュナでもない天威2枚はアーダラとヴィシュダだけなのでこのパターンは比較的少ない。

 

後述のウンディーネを引けてなくても、リフレクターにアクセスできていればルートには入れます。アシュナにアクセスできていればハリでのリクルをリフンではなくオライオンにつかえる(=ボウテンコウの墓地肥やしでアシュナではなくリフンを落とせる)ので、リフレクターへアクセスできている場合かつ龍輪が引けている時はアーダラではなくアシュナをサーチした方が強いです。

任意の天威と書いてるとこはマニラナハタで耐性つけるもよし、アーダラでアシュナ回収して後続用意してもよし。

 

 

ウンディーネ

ウンディーネnsefローズニクス墓地ローズニクスefトークンssトークンでリンクスパイダーss ef ジェネコンssリンクスパイダーとジェネコンでハリssefオライオンssウンディーネとオライオンでボウテンssef九支サーチオライオンefトークンssボウテンコウefリフン墓地ハリトークンで鬼神ss鬼神ボウテンでサハスラーラssボウテンefシュンゲイss

盤面、サハスラーラシュンゲイ九支墓地リフン

ここに141緊テレがあれば隣にクアンタム、星4天威があればアーデクのかわりに89シンクロなどに分岐します。

聖杯だとウンディーネ1枚から耐性アストラムサベージランク4並ぶらしくて完敗って感じ。気にすんな。

 

ウンディーネ+天威

天威ef ss ウンディーネnsefローズニクス墓地ローズニクスefトークンssトークンでリンクスパイダーss ef ジェネコンssリンクスパイダーとジェネコンでハリssefオライオンssウンディーネとオライオンでボウテンssef輝跡サーチオライオンefトークンssボウテンコウefシュンゲイ墓地トークンとボウテンコウでクアンタムssボウテンコウefヘイカンssハリと天威で鬼神ss鬼神とヘイカンでサハスラーラss、輝跡efシュンゲイヘイカンボウテンコウ戻して2ドロー

盤面、サハスラーラクアンタム、手札プラマイ0

もっとも、無理してこれを狙わなくともウンディーネ1枚でサハスラーラ九支構えられるので十分強い。

 

ウンディーネ+アシュナ

アシュナefss ウンディーネns省略ハリファイバーssハリefオライオンssウンディーネとオライオンでボウテンコウssef九支サーチオライオンefトークンssボウテンefリフン落としてレベル1に、アシュナとボウテンコウでサベージssefリンクスパイダー装備ボウテンコウefシュンゲイssトークンとハリで鬼神ssアシュナef任意の天威ss鬼神と天威でサハスラーラss

盤面、サハスラーラサベージシュンゲイ九支墓地リフン

ウンディーネ始動の場合、場に拳僧がいるとリンクスパイダー展開ができないのがデメリットです。ただし天威+龍輪+ウンディーネの場合、アシュナのかわりに天威ss、ジェネコンが場にいる時に龍輪でアシュナを落としてヴィシュダをリクルすれば同じ動きができます。

 

タツノオトシオヤ

オトシオヤefトークンABCssオトシオヤとトークンAでボウテンコウssef九支サーチefアシュナ墓地ボウテンコウとトークンBとでハリファイバーssefリフンssボウテンコウefシュンゲイss

盤面ハリファイバーリフンシュンゲイトークンC九支

ここから分岐して

トークンCでリンクリボーssハリシュンゲイリンクリボーでヴァレルソード、アシュナefヴィシュダssリフンとヴィシュダで8シンクロ

盤面ヴァレソと8シンクロ 

または

ハリファイバーとシュンゲイで鬼神ss鬼神とトークンでサハスラーラss、アシュナefヴィシュダssリフンとヴィシュダで8シンクロ

盤面サハスラーラと8シンクロ

これと残った札組み合わせて8000点削り切ります。後者でもトークンで火力作ったりヴィシュダで1枚剥がせるので状況に応じて使い分け。

オトシオヤ素引きした場合、消費は多いですが拳僧噛ませれば召喚権使わずにアドバンス召喚の素材も用意できます。

龍輪でオトシオヤを落として龍仙女で蘇生というアクセス手段もあります。この場合、

龍輪+任意の天威A+手札コストから

任意の天威Aefss天威A1体で拳僧ss龍輪efオトシオヤ墓地アシュナサーチアシュナss拳僧とアシュナで龍仙女ssefオトシオヤ蘇生efトークンABCssアシュナef任意の天威Bss龍仙女と天威Bで龍拳聖ssefトークンABC+墓地の拳僧で4枚破壊

盤面、龍拳聖オトシオヤトークン3体

ここから

盤面、サハスラーラマスカレーナオトシオヤ

で相手の盤面を捲りつつ相手ターンにトロイメアユニコーンで妨害したり、鬼神を立てて墓地の天威ABで守ったり、天威龍トークンまで巻き込めば一応リンク4も出ます。サハスラーラの耐性なくなるけど。

龍拳聖は鬼神と召喚条件が同じため、展開例で鬼神と書いてるところは龍拳聖でも可なので、ジェネコンや拳僧が落ちている場合は龍拳聖でも良いと思います。

 

 

ハリファイバーを使わずにサハスラーラを出すルートもいくつか考えたのですが忘れたので思い出したら書き足します。

 

 

レシピ

試験運用中ですがレシピはこんな感じ。

天威モンスターの共通効果を展開の軸の1つに据えているので全種満遍なく積めていて個人的には気に入っています。サーチの豊富さやゴミ素引き回避などの理由から45枚くらいのデッキも多く見かけますが、40枚厨なので40枚です。

天威魔法罠はサハスラーラと並べば強力ですが、サーチに乏しい、被ると弱いなどの理由から今回は不採用です。

ハリファイバーへのアクセス率でいえば、アシュナ6枚、リフレクター6〜7枚、ジェネコン4枚、トルドー2枚でチューナーに計20枚弱割いていることになるので、さすがに大丈夫だと思います。

8シンクロはショウフク、サベージ、Ω、龍鬼神

あたりから自由です。龍拳聖リンクリヴァレソあたりも好みで変えてください。7天威と1チューナーで8シンクロ作りやすいですが、上に紹介した展開例では1+4+4で9も作れるのでトリシューラとかもいいですね。

 

アウローラドンはサハスラーラ立てられないのと素引きゴミが増えるのでカット。ウンディーネに召喚権割くため終末の騎士と素引きのリフレクターが強くないと判断しカット。混ぜ物が多い都合で竜星の枚数は必要最低限に抑えていますが、輝跡で2回目のボウテンコウ用意したり他のレベルの竜星にしてシンクロ先変えたりしても面白いと思います。緊テレあるのでうさぎはあってもいいかもしれないです。

 

イヴでサーチした継ぐ者でハリ釣ってライザー出して相手ターンシンクロとかも面白そうですよね。ハリを場に残す展開はちょっと思いつかなかったですが龍仙女などを使ってうまくリンクマーカーを稼げば不可能ではないと思います。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。情報出た時は切り札より展開補助欲しいとかリフン再録なら竜星リンク刷れよとか思っていましたが、いざ使ってみると、効果は天威というテーマによく噛み合っており、天威デッキでサハスラーラを運用することは思いの外容易であるように思えてきます。混ぜ物は多くなりますが。

もっといい展開例やデッキレシピなどあれば教えてください。

PSYCHO-PASS1期、槙島聖護について

Amazon Primeに来てたので見ました。

 

槙島聖護(CV.櫻井孝宏⇦ここ重要)さんについて書きます。

 

完全に好みの問題で、何か企んでる櫻井さんが好き。マクギリス然りメトフィエス然り。虐殺器官のCMもめちゃくちゃ印象深い。

 

槙島さん自体については、信念に基づいて人々を試す態度・孤独と戦う、の2つが印象的なポイント。

 

前者はカバネリの美馬サマとか、ヴヴヴの流木野さんとかの属性。

自分の理想とする人格の持ち主を探してる人。運命の相手を探し求める人。

美馬は「恐怖に打ち勝つ人」、自身もそれを理想と掲げ実践し、人々にその資質があるかを試す。その観において自分より優っている生駒を見定める。

流木野さんは「自分と対等に接してくれる人」、あえて硬い殻で覆い、それを破ってくる人を待つ。特別扱いも見下しもしない相手。ハルトやショーコやアイナちゃん。

槙島は「自分の意志で決断する者」、機械が人生や善悪すらも判別する社会で、与えられた規範に依らず自力で決断できる者、そして、犯罪係数のない自分に対し己のエゴで引き金を引ける者を求める。ただし、その機械の実態が脳ミソの集合体であり恣意的な規範であったことに絶望し、シビュラの崩壊を目論む。

 

後者は22話「誰だって孤独だーー誰だって虚ろだーーもう誰も他人を必要としないーーどんな才能もスペアが見つかるーーどんな関係でも取り替えが利くーーそんな世界に飽きていた-ー」インターネットによって繋がりすぎた世界がもたらす”ハルヒ・コンプレックス”。シヴィラの統べる世界はその極北で、数値化された神託の前にナンバーワンもオンリーワンもありはしない。その数値化からも弾かれ、自分が何者かもわからず、孤独に苛まれる槙島はしかし、オンリーワンの相手を見つけることができた。11話「僕を裁ける者がいるとしたら、それは自らの意思で人殺しになれる者だけさ」という言葉は、絞噛こそ彼が尊んだ魂の輝きを持つ者であると示す。シヴィラに反する行動を取れるものだけが、シヴィラに認識されない自分を承認してくれる。悪の親玉の動機が、そんな陳腐な、しかし彼にとっては人生を賭して挑むべき悩みだったというその卑近さがいい。

 

ざっくりこんな感じでした。博識な人ってカッコイイよね。

少女☆歌劇レヴュースタァライト第四話「約束タワー」

スタァライト。結ばれる絆、引き裂かれる運命、それでも2人で星を摘みに行く。

華恋とひかりが和解して、それで帰ったら、待っててくれた仲間たちのことが見えるようになった。

クラゲは、どうすればいいかわからないふわふわした心理の投影にも見える。

ふわふわと水族館を転々するひかりを追う華恋。転校してから、なかなか直接は話せなかったけど、電話で距離を縮めて、約束のタワーで邂逅する。公園の滑り台の上でタワーを見る。

 2人が目指すものを確かめ合って、滑り台からタワーを見る。あえてスカイツリーを登場させておいて、目指すものはスカイツリーではなく東京タワーで。それぞれの決意を確かめ合って、高め合って。1話を経てなおまだ自分では起きられていなかった華恋のリベイク・フルシティ。

ノローグ合戦のトリックを逆に利用して長電話を際立たせ、過ごした時間のズレを少しずつ埋めてゆく。

ひかりちゃんのコミュ障ツンぶりが異常。青地にシロクマ。

観光地を歩くひかり、なんでもない路地を走る華恋。最後の方1箇所だけ、ひかりが歩道橋の上を通って、華恋が石造りの公園みたいなとこを通ってて、観光地と路地の中間くらいに。

最後に並べられるクマとクラゲのぬいぐるみは、ひかりと華恋かもしれないし、ひかりの構成要素の1つかもしれないし。1人でクラゲを見て「どうして負けたの?」と聞く決心がついて、それからは電話しながら観光してるし、でも最後に東京タワーのクラゲはとってあるし(結局見られなかったけど)。クラゲはひかりの迷いであり、ふわふわした華恋であり、ひかりにとっての2人の夢なのかも。「2人でスタァになる」というのは、具体的ビジョンは曖昧だが確かに存在する、ぷよぷよだけどコリコリしたクラゲのイメージなのかも。この要素は華恋的でもある。ひかりと華恋が横並びになったとみた方がスッキリ簡潔ではある。

 

 

一方、天堂×西條、石動×花柳もレヴューを通じて新しい面が見えてきて。

西條さんを気遣う天堂さんの聖人ぶり。レヴューの話になるとはぐらかしてしまう石動さん。遠くて近くて、近くて遠くて。まひるちゃんは一貫して遠いので悲しい。

なんだかんだ去年も学園祭やってるだけあって、みんな仲良いというか仲間思いなんだよね。ひかり来訪とレヴュー開始で色々動き出した感じでしょうか。

 

今回はレヴューなし。魂のぶつかり合いによって再生産され、再生産された魂がぶつかり合う。そういう意味では華恋×ひかりは再生産され、九九組というコミュニティに入っていく。

2人の約束を果たすべく戦いが始まる。のかな

 

前に自転車で東京観光した時に東京タワーの周辺とか巡ってたから見覚えのある風景も多くて楽しかった。架空の聖翔学園が舞台でありながら、東京タワーをはじめ聖地化される都内各地。虚構と現実を溶かす「聖地化」は最近の関心でもある。

サンシャイン水族館池袋駅)、しながわ水族館大森海岸駅)、すみだ水族館押上駅)、東京タワー水族館。あと浅草と上野と月島と新宿御苑と。池袋と浅草と東京タワーは行ったことある。

 

 

少女☆歌劇レヴュースタァライト第三話「スタァライト」

スタァライト、それは星に導かれる女神の物語。

 

ばななちゃんは2話に引き続き話題のタネを蒔いてくれる感じ。

日常パートの細部に人となりが見える演技を(わざとらしく)挿入してくれるの楽しい。

黒板に書いてある座学の内容は今回も興味深くて、身体論と演劇論みたいなそれっぽいことが。ちなみに前回は世阿弥の離見の見みたいなことでした。

 

板書メモです

・意識/無意識

・自己/他者

 

非日常的空間ースタァの身体性ー演出空間からの...

       知覚のプロセス リアリズム

       視線      センソリー...

               分析と解析に...

演技の純化

  没個性→個性の獲得→無個性

 

 

まひる×香子、西條×双葉、新しい組み合わせ。キャラ回とかではなく、毎話全員に焦点を当ててくれるのがいいね。

香子だけでなく他の子のことも見てる双葉の「離見の見」をここで拾ってるなら見事。

 

「誇りのレヴュー」

片手剣1本同士、同じ武器ゆえに、その実力差、届かなさは明白にされる。

 

階段の上はるか高くにいる天堂真矢と、階段を下って地下競技場に向かう神楽ひかり。ひかりは下にいる華恋を迎えに行ったのだろうか。純那ちゃんに圧倒されてるくらいなのでひかりちゃん8位も妥当ではあるし、下に迎えに行けるほど上にいるわけじゃないから、華恋がよっぽど下にいるのだろうか。

 

トップスタァは1人。2人でスタァになるのと言い続ける華恋の願いは制度上不可能であり、それをわかってるからこそひかりは華恋のレヴュー参加を執拗に拒むのではなかろうか。

 

スタァライトは赤い星。ひかりがバールで砕いた後の赤いアラートとも重なる。赤は1話から象徴的に多用される色でもある。

白鳥と白い紙飛行機。

 

lastbreath.hatenablog.com

 

倉庫から出て、メッキの金面は主人公から剥がされる。

白い紙飛行機は、立ちはだかる女神像の前に止まらざるを得ない。

前半パートで踊るシーンは確かに毎回挿入されていて、魂の交感がなされる。それはお風呂・シャワーもまた同じか?

華恋しか見てないひかり、真矢しか見てないクロ子。

聳える金の鳥と、地に叩きつけられ羽を散らす白い鳥。

学園にもレヴューにも、意味を読ませるような象徴的モチーフが多用され、画面から目を離せない。

少女☆歌劇レヴュースタァライト第二話「運命の舞台」

1話がやばすぎて気負ってしまって書けなかったのであった。

 

ちょと考えたが考えたが、こんなもの読まされたら圧倒的完敗というか、書くこと何にもなくなっちゃった。本当に凄い。

前半パートの平面性や学校を舞台に見立てる読みや机の上に注目する点や詩的な語り。

lastbreath.hatenablog.com

 

 

 

意識高い系・星見純那と、密かにひかりにアプローチする大場なな。

 

露崎まひるは相変わらずの片思いっぷり。

天堂真矢×西篠クロディーヌはちょい深掘り、石動双葉×花柳香子は変わらず。

 

星・見・純・那の(メタ的な)名前の由来や生い立ちを掘り下げる「渇望のレヴュー」

 

努力は必ずしも報われない。星見さんの努力を積み重ねるが故に、その報われなさは悲しくなる。西條→天堂が結構効いてて、西條さんもまた努力は報われない類型。でも、天堂真矢になることが叶わない現実なら、そうではない「自分星」という、ありていに言えばナンバーワンでなくオンリーワンみたいな。

 

眼鏡、弓矢も彼女のメンタリティから与えられた記号なのかなと思い。

弓矢ってのは遠くに当てられるけど遠くからしか撃てないという飛び道具で。届かない星を狙い続ける

眼鏡はしばしば、視界を歪めてしまう象徴。弓だからしゃーないけど、ちょっとズルい戦い方する。眼鏡水道橋のセットはよくわからん。1話では星だったけど、あれも「星」見だったのかしらね。

 

華恋は2話前半、地下での戦いに困惑しつつも、ひかりとの約束を思い出し、ひかりの12年の進歩に驚き、星見さんに発破かけられて、その才覚をメキメキ顕す。

 

黒いマネキンに金の面、えも言われぬ抽象的さ意味不明さはすごく好みで、埋もれてなんかいられない、とマネキンに埋もれながら言ってるのは引っかかったし、受験戦争の渦中にいると埋もれ感はあるんだけど、体制に強いられることであり望んだ戦いではなく。一方で舞台の世界だって土俵こそ違えど競争はしてて、でもそこで足掻くことを選んだ純那ちゃんの戦いは続く。

華恋と刃を交えることで、華恋の熱さを知って、華恋と仲良くなって、いい方向に向いてくれてるのは良い。レヴューが終わって、暗がりに座り込んでる純那ちゃん、カーテンをめくるのは華恋だけど、出てきたのは純那ちゃん自ら。いい距離感ぽい。

 

 

 

後半のパートの方が好みだし面白いんだけど、ロボットの戦闘シーンと日常パートみたいな、アルドノア的なリンクがあるはず、あってほしい。

 

 

少女☆歌劇レヴュースタァライト第一話「舞台少女」

雰囲気だけでも今期トップクラスに面白いと思います。

メディアミックスやら2.5次元やらの売り方も新しそうな感じ。CM見た瞬間からかなり気になってた作品です。

幾原邦彦氏の系譜だと巷では騒がれているようですが知識がないのでわかりませぬ。

前半はラブライブっぽい。雑にまとめるなら、平凡な子が覚醒して1話はおしまい。随所にキャラが個性を出してて、無駄がないというか配慮が行き届いている印象。お昼ご飯のとことかほとんど喋らないのにキャラが立ってる。

ここからはいくつか気になったモチーフを拾っていきます。

まず王冠の髪飾り。これが溶鉱炉に落ちて溶けてしまい、代わりに得たのが戦闘衣装一式。王冠の髪飾りは頭飾りにリベイクされた。すごく大事な約束の証って感じだったのに1話にしてなくなっちゃうのは衝撃ではあった。 EDにもでてきてたのに。わかりやすく生まれ変わった象徴だとは思うが、「日々進化中!」から受けるイメージは一気に生まれ変わる、というよりはじわじわ変化していく感じではあって。謎多き一品。

次にキラキラの髪飾り。変身した神楽ひかりは髪飾り増量。個人的に気になったのは、星見純那に押されてる神楽ひかりは星型の舞台飾りに寄りかかってて。その飾りの五芒星の角が1つ欠けた形が、キラキラの髪飾りの歪んだ形にも見えるんですね。あと最後のシーンで神楽ひかりが乗ってる星も、五芒星が1つ欠けた形に見えるようにうまく隠れてる。それが神楽ひかりの現在の歪んだ心理を示しているのではないかと思われるのですよ。お話これからどうなるかわからないですけど。

ポジションゼロの場ミリ、ピンクのT字です。EDで桜の花びらが何度も描かれるので、それと関連してピンクなのかなってなんとなく。

東京タワー。愛城華恋の夢の中と、地下劇場に落ちていくときの2回、愛城華恋は落下させられています。神楽ひかりによって。で、地下劇場では東京タワー(らしきもの)の下で戦う。東京タワーの下で愛城華恋と神楽ひかりが向かい合う回想風シーンもありました。東京タワーの下での12年前の誓いを、地下劇場の東京タワーの元で果たす、みたいな感じなのでしょうか。あと、愛城華恋勝利からEDにかけて、赤い幕と螺旋と塔も意識的に描かれている様子。

キリン現時点では、高いところ括りでここの仲間。

「ワタシ再生産」。強い言葉だと思います。好き。ラッシャイの「輝き」みたいなキーフレーズでもあるように思われます。

スポットライト。最初はプロレスのリングのコーナーのような照らし方。愛城華恋、星見純那、神楽ひかりの3人が並んだ時は光の道の如く。汎用性の高い様々な魅せ方をしてくれそうです。

宝塚風の止め画。お昼ご飯の時と地下劇場での戦いの後とで、愛城華恋と星見純那の位置関係が入れ替わって同じポーズを取っています。反復。示唆的。他にも、神楽ひかり転入直後のダイジェストで、跳ぶ神楽ひかりとそれを見上げる愛城華恋ら3人のシーンが3回繰り返されます。

 

スリッパ。寮で別の部屋に行こうとする神楽ひかりを追う愛城華恋。わざわざスリッパ片っぽ脱がしたのはなんでやろ、っていう

 

お話のキーとしては、舞台少女としての覚悟、本気どみたいな要素があるのかなという感じ。

 

氷川竜介×岡田斗司夫

22:55~

「面白いっていう定義が曖昧なのに、全員が見ているから面白いに違いないという強迫観念みたいなものに結構支配されているんじゃないかな」

「せっかくこんなにいっぱいタイトルあるから、自分だけの面白さっていうのを見つけるように、能動的にもう少しなんかした方が」

「俺だけがこの面白さがわかるっていうことをちゃんと言語化して、大勢の人に伝えるっていうことをみんなでやる」

「僕の仕事は、なんでこういう仕事があるかっていったら、そういう少しでも、さっき言った、ステマと思われてもいいから(製作者に依頼されて当該作品の”いいところ”を並べる仕事に対し)、本当はこういう面白さがあるんだよっていう、言語化はなかなか、特に映画やアニメなんかは、見終わった後に、感動ってなかなか言葉にならないじゃないですか。感情がワーーっと渦巻いてるから、それを思考の方に整理してあげて、できればもう一回見たいなって思わせることが使命だと思ってる。」

「いろんなアニメの語り方っていうのをこの十数年間」

  

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